【決算書】企業分析や個別株投資に必須の知識!

アドホック
こんにちは!今回は「決算書」について解説します。
ヘルシー
株と決算の関係は一蓮托生といっても過言ではありません。
決算書の理解なくして投資先の企業のことを詳しく知ることはできません。
今回はできるだけ簡潔に決算書について解説していきます。
アドホック
一緒に勉強していきましょう!
投資対象(成長株投資、割安株投資など)や投資期間(短期、長期など)によって、株式投資に対する考え方は十人十色です。全世界株式ETFやS&P500連動型ETFを主軸とした長期投資が、私の基本的スタンスです。それに加えて個別株投資を実践しています。
個別株投資に関しては、「成長株」への「長期投資」を基本スタンスとしてます。私の記事の閲覧に際して、そのスタンスに伴うバイアスが入ることを前提に、お読みいただければ幸いです。
アドホック
「成長株」とは、売上や利益の増加が続いており、今後もそのトレンドが続く企業の株です。「グロース株」とも呼ばれます。
ヘルシー
「割安株」とは、本来の企業の価値と比べて、株価が割安な状態の企業の株のことです。「バリュー株」とも呼ばれます。
投資は自己責任でお願い致します!

決算書とは?

決算書とは「企業活動を決められた会計ルールで数字でまとめたもの」にです。

企業が1年間でどれくらい利益を挙げたのか、どのような資産を保有しているのかなどを、客観的に数字で表現します。

企業活動には、取引先や従業員、投資家、債権者などの利害関係者(ステークホルダー)が存在します。

企業の都合に合わせて企業活動を報告していただけでは、ステークホルダーの理解を得ることが難しいでしょう。

そこで決めれた会計基準で決算書をまとめることができます。

ヘルシー
投資家は数字に厳しいと聞きますが、これは決算書の数字に目を光らせれているということですね!

国際会計基準(IFRS:International Financial Reporting Standard)

会計基準には、日本基準、米国基準など国ごとに独自に開発されてきました。

ただビジネスの舞台がグローバルになったことで、国際的に統一された会計ルールへのニーズが高まり、国際会計基準(IFRS)が誕生しました。

日本や米国の上場企業が全てIFRSを採用しているわけではありませんが、今後浸透してく可能性があります。

ただIRFSは「原則主義」、つまり「基本となる会計処理の考え方だけを決めておき、具体的な処理は企業ごとに個別に判断する」アプローチであることで、抽象的な基準とも指摘されています。会計処理の裁量の余地が企業側にあることはメリットである一方、企業が説明責任を負うとも解釈されます。

アドホック
会計基準を遵守しているかどうか、上場企業は「監査」を受けています。公認会計士により、決算書に粉飾がないかどうかチェックされていますので、投資家が閲覧する決算書の信頼性は、専門家のお墨付きということになります。

決算の情報源

決算書を確認するとは、具体的にどのような資料を確認すればよいか解説していきます。

大きく情報源としては下の3つになります。

① 会社四季報
② 決算短信
③ 有価証券報告書
会社四季報には、上場企業の基本情報が記載されています。過去数年間の業績や業績予想、財務状態などの概要を把握することができます。
四季報を見るだけで、株価の割安かどうかの判断基準になるPERやPSRを計算することができます。さらに収益性の指標であるROEやROAまで情報を得ることができます。
また財務状態の項では、自己資本比率など確認することことで倒産のリスク等の評価が可能です。 
東洋経済新報社が発行する会社四季報を書籍として購入したり、証券会社のホームページから内容を閲覧することができます。
ヘルシー
四季報は投資家の強い見方です!
株価指標については下記記事をぜひ参考にしてください。
関連記事

アドホックこんにちは!今回は「株式投資に役立つ基礎知識」についてまとめます。ヘルシー株式投資をする上で必須知識ばかりですよ!株式投資をはじめると、たくさんの専門用語が登場します。そ[…]

決算短信も会社四季報と同じように企業業績や財務状態などの情報を提供してくれます。
会社四季報よりも早くリリースされるのが決算短信の特徴で、最新の情報を得たい時に使用します。
原則として「決算日から45日以内」に、決算短信の提出が企業には要請されています。
アドホック
企業分析の一つの流れとして、まずは会社四季報で企業の概況を把握し、次に決算短信で最新情報をチェックする方法があります。
ヘルシー
会社四季報の企業の業績予想と、決算短信の業績予想が異なっているがありますので、そこは要注目です!
アドホック
会社四季報は1-3ヶ月前の情報ですので、最新の状況に合うように、決算短信が修正されている場合があるということですね!
最後に有価証券報告書です。
有価証券報告書には、決算書やそれに付随する情報に加えて、企業の沿革や関係会社、役員・従業員の状況などの企業概況や、研究開発活動、設備状況や将来の設備計画、株主構成など、企業に関する詳細な情報が公開されています。
企業分析を細かく行うのであれば、有価証券報告書は非常に有用です。
ネックとして、決算短信よりも情報の鮮度が少しだけ落ちることです。具体的には、有価証券は「決算日の3ヶ月後」までに提出すればよいとされています。
アドホック
それぞれの資料の特徴を理解して、臨機応変に使い分けましょう!

決算書で確認すべき「3つ」の諸表

上場企業のホームページには、IR(Investor Relations)と呼ばれるページがあります。

そこには企業が投資家に向けて、経営状況や財務状況などの情報提供が行われています。

特に「決算」に関する情報が重要であり、4半期ごと(3ヶ月)ごとに決算短信が開示されます。

アドホック
多くの投資家が決算短信に目を通します!
そこには「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」が記されています。
ここでは概要を説明します。その上で、次項でさらに詳しく勉強していきましょう!

貸借対照表 (B/S:Balance Sheet)

企業の「財政状態」を知ることができます。

まずは下の図をご覧ください。

B/Sを図で表現すると、左側に企業が保有する資産を、右側に企業が抱えている負債を記載します。

資産が負債よりも多ければそれは「純資産」となります。

左右で金額が一致することから、バランスシートとも呼ばれています。

アドホック
投資するなら純資産が多い企業を選びたいですよね!
反対に資産よりも負債が多い企業も存在します。そのような企業は、経営継続に赤信号が点滅中の場合です。
この場合、負債と資産の差引きは「債務超過」と呼ばれます。
ヘルシー
投資した企業が倒産してしまうと、株券が紙切れになってしまいます…

損益計算書 (P/L:Profit and Loss Statement)

企業の「経営状態」を知ることができます。

当該期間でいくら売上が計上できたのか、そのためにどれくらいの売上原価や人件費、広告費が発生したのか、その結果としてどれだけの利益(または損失)が出たのか、その詳細を確認することができます。
下の図のような概略図でも表現できます。
ヘルシー
どのくらい儲かるビジネスなのか、そのビジネスがうまく軌道に乗っているのか、P/Lを見ることで概要を把握するヒントがたくさんです!
アドホック
長期的な視点では、企業が順調に利益を伸ばしていくに従い、それに伴って株価の上昇が期待できます。よって、利益について多くの情報を提供してくれるP/Lは、非常に重要な資料になります!

キャッシュ・フロー計算書 (C/S:Cash Flow Statement)

企業の「お金の流れ」を把握することができます。

さらに「営業活動」「投資活動」「財務活動」によるキャッシュ・フローに分けられます。

「営業活動によるキャッシュ・フロー」では、本業におけるお金の流れが記載されています。営業収入から、原材料費や人件費などを差し引いて、いくらお金が残ったのかを知ることができます。

「投資活動によるキャッシュ・フロー」では、設備投資など企業成長のために行われた投資資金の収支と、余剰資金を有価証券(株式)などで運用して発生したお金の流れを知ることができます。

「財務活動によるキャッシュ・フロー」では、銀行からの借入や返済に伴うお金の移動や、新株発行(増資)により集めた資金などが記載されます。

アドホック
決算書は三部構成であることを把握しましょう!

おわりに

アドホック
お疲れ様でした。今回は決算書の概要ついて解説しました。
ヘルシー
企業分析をしていると色々な情報に影響を受けてしまいますが、決算書の数字は企業経営を客観的に表現しているので、その理解は本当に重要ですね。
投資スタンスは人それぞれです。
私はグロース株への長期投資が基本スタンスです。個別株を長期で保有しようと思ったら、四半期毎の決算を最も重要視になります。
個別株は株価指数よりも、市場環境やちょっとしたニュースで株価は大きく変動してしまうことがあります(ボラティリティが大きいです)。
含み益が減少したり、含み損を抱えたり、株保有の忍耐が試される場面があります。
そのような時こそ、決算書に立ち返りましょう!決算書を重視した投資判断をすることで地に足のついた投資が可能になると考えています。
決算に問題がない限り「Buy and Hold」を実践するよう心がけています!
ヘルシー
決算書は投資家に道しるべですね!
決算書の情報を上手に使って、株式投資を楽しみましょう!
アドホック
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
最新情報をチェックしよう!